導入事例・インタビュー記事のご紹介

DX推進、さらなるステップへ

会社紹介
https://sinanen.com/
https://sinanengroup.co.jp/

石油・ガス・電力と、多彩なエネルギーをラインナップするシナネンホールディングスグループ。
各部門が連携し、お客様のニーズに即したサービスとソリューションをご提案するほか、再生可能エネルギー事業、クリーン電力の販売などにも積極的に取り組まれています。

また先頃、経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を取得、「2021年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」総合表彰で、最優秀サイトに選出など、社内的な取組みも多岐に渡っています。

シナネンホールディングス株式会社 
IT戦略部DX推進チーム チーム長 若林 葉子様(写真左)
シナネン株式会社
経営管理部DX推進チーム 宅見 知恵様(写真右)

事業内容とご担当されている業務について教えてください。

シナネンホールディングスグループは時代の変化に応える、総合エネルギーサービス企業グループとして、「エネルギーと住まいと暮らしのサービスで地域すべてのお客様の快適な生活に貢献する」を企業理念に掲げ、3つのセグメントで事業を展開しています。 

1つはBtoC向けのエネルギー卸・小売周辺事業で、主にプロパンガスの販売とリフォーム事業になります。
2つ目はBtoB向けのエネルギーソリューション事業で、法人向けに再生可能エネルギーの提供やお客様にとって最適なエネルギーソリューションを提供しています。
3つ目は非エネルギー事業で、自転車事業、シェアサイクル事業、環境・リサイクル事業、抗菌事業、システム事業、建物維持管理事業を行っております。

今後は、既存の事業に加え、再生可能エネルギー事業や環境事業に力を入れていく予定です。

(宅見氏)
シナネン株式会社 経営管理部DX推進チーム
社内業務のシステム化等検討に加え社員教育などを担当しています。

(若林氏)
シナネンホールディングス株式会社 IT戦略部DX推進チーム チーム長
グループ各社の情報システムの企画から導入、事業会社に対するITによる業務効率化支援などを担当しています。

RPAを検討/導入するきっかけと、WinActorを選んだ理由を教えてください。

(若林氏)
RPAの導入検討をはじめたのは、社内で非常に手間のかかる業務があり、基幹システムを改修をせずに効率化する方法を模索していたところ、RPAが使えるのではないかとトライアルしてみたのがきっかけです。

当初は他社製品も検討しましたが、IT部門以外のメンバーが使用することを想定し、システム開発経験がなくても簡単にシナリオ作成が出来ることや、操作性(日本語対応)などを重視し、WinActorを選定しました。

RPAを使ってみようと思われたきっかけを教えてください。

(宅見氏)
もともとDX(デジタルトランスフォーメーション)に関心があったこともありますが、DX推進チームが創設されたときには社内にRPAが普及されだしており、HDのIT戦略部よりRPAの管理業務を引継ぎました。

各事業部ではRPAに興味を持った社員が1からシナリオ作成をしています。
シナリオ作成している社員はプログラミング等の専門知識がない状態からスタートしていますが、シンプルな作業のRPA化であれば初心者でもシナリオ構成を想像しながら組み立てられています。

導入~導入後の運用状況について教えてください。

(若林氏)
検討~導入段階では、ツールの紹介→トライアル→導入+初めのシナリオは御社に依頼して作成してもらいました。
グループ内への展開として、勉強会や説明会なども御社と協力して行いました。

現在使用中の稼働シナリオ数および実行頻度/実用例と効果について教えてください。

(宅見氏)
石油事業本部:およそ50本/7割くらいがほぼ毎日稼働 
石油事業本部以外の事業部:14本/月次、日次のルーティン業務に利用

石油事業本部の受発注チームで発注業務のシナリオになりますが、受注 Excelのオーダーシートに入力 入力伝票の作成 基幹システムへの登録という流れがあるのですが、こちらを自動化することによって作業が簡素化され、基幹システムへの入力も今まではすべて人の手で行っていましたがチェックのみとなり業務時間が削減されています。

他には実績の更新や資料作成など朝一で確認したいデータなども、タイムスケジューラでシナリオ実行することで、業務開始前にデータが手元に届くようになりました。関係社員からは作業時間の短縮はもちろん、それ以上に精神的な負担が軽減したと聞いています。

導入上での注意点について教えてください。

(宅見氏)
RPA化することが目的となり『RPA化すれば楽になる』と思われることが多いですが、相応のメンテナンス作業も入り、順調に稼働しているかなど最終的に人が見て育てていかなければならないものです。

『人の代わりに業務を全て機械が実施する』といったRPAの誤った認識を独り歩きさせないようにすることが課題であり注意点です。

(若林氏)
宅見さんが言うようにRPAを入れることを目的にしない、ということです。RPAは効率化手段の一つですので、RPA化に向いている業務を見きわめることが必要です。

シナリオが動かなくなったときの対応についても事前に決めておき、実際の業務を行っている担当者ときちんと共通認識を持って進めることはとても大事だと思います。

スモールスタートから、社内に拡大する前に開発方針や運用を整理するタイミングを設けた方がよいと思います。

社内における推進体制や課題(教育、改善点など)について教えてください。

(若林氏)
RPAガイドブックを作成し、それに基づき開発、運用できるように整備しています。
システム開発経験がなくてもシナリオ作成が可能なツールですが、全くの未経験の方の場合は少しとっつきにくいところもあるかもしれません。人材育成を含めた体制作りが現時点での課題です。

(宅見氏)
RPAガイドブックに合わせた運用ができるように既存シナリオ一覧表作成等、運用に向けて整備しています。
また、シナリオ開発申請書を提出してもらう前にRPAの概念の説明や業務自体の見直しもサポートを行うなど、体制作りのバックオフィス側の充実を図っています。

今後の展開・課題について教えてください。

(宅見氏)
シナネン内のシナリオは大半を1名の社員が作成しています。
RPAは便利ですがメンテナンス側の負担が大きく、シナリオ開発する社員からメンテナンス業務を管理側でどう巻き取っていくかが課題です。

(若林氏)
ホールディングスとしては、業務効率化手段の一つとして、シナネン以外のグループ各社への周知・教育を実施していきたいと考えております。

代理店としてアルファテクノロジーを選んで良かった点と要望がございましたらお願いします。

保守時間で、シナリオ作成、修正サポート、ハンズオントレーニングなど実施していただけるので大変ありがたいです。
『これはできない、あれはできない』と言うことなく、いろいろ受けて頂けるので御社のサポート体制は助かっています。
不明なところは『聞くこと』が出来るという安心感があり、精神的に助かっています。
希望としては、コールセンターみたいにテレフォンオペレーターがいて、その場で回答頂けるシステムがあるとありがたいです。

シナネンホールディングス株式会社

住所

東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館6階

電話番号

03-6478-7800(代表)

URL

https://sinanengroup.co.jp

シナネン株式会社

住所

東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館6階

電話番号

03-6478-7900(代表)

URL

https://sinanen.com/