Question

VDI環境におけるWinActorの起動について、ログオフしてログインするとPC情報が変わりWinActorが起動しなくなります。

Answer

WinActorは、ライセンス認証にPCのハードウェア固有情報を利用しています(管理者ユーザ用インストーラ版はレジストリに、標準ユーザ用インストーラ版はreg.iniファイルに格納しています)。

そのため他のPCにコピーして起動した場合、ハードウェア固有情報が異なりますので、「PC情報が変わりました」と判定しております。(この判定方法は、WindowsOSのライセンス認証など一般的な手法です)

しかし、VDI環境の場合、VDIホストシステムがハードウェア固有情報も仮想化するため、サーバの固有情報と関係なく「VMWARE-0099aa・・・ランダム英数字」という文字列に置換して、その文字列をWinActorが読み取り、レジストリもしくはreg.iniファイルに格納することになります。

その際に文字列がログイン毎に変わる場合があり、レジストリ又はreg.iniファイルに格納しているライセンス情報と、いま起動した時のライセンス情報が不一致となるため、別のPCであるとWinActorが認識いたします。

特定ユーザがログインした場合は常にVDI側で同じ固有情報を与えるような運用が必要です。

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